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ホーム > ドクターコラム-指しゃぶりの歯並びへの影響

指しゃぶりが歯並びに与える影響

歯並びが悪くなる原因には、先天的な要因と後天的な要因があります。普段何気なく行っている癖や習慣が、歯並びを悪くしている可能性があるのです。
歯並びや噛み合わせは、全身のバランスと大きく関係しています。悪い癖や習慣が、歯並びはもちろん、全身に影響していることも少なくないのです。

指しゃぶりが歯並びに与える影響

指しゃぶりによる、歯並びの影響はさまざまです。しゃぶっている指やしゃぶり方によって、影響を受ける歯や影響の受け方は違ってくるためです。
歯並びへの影響を考慮すると、永久前歯の生え替わりまで持ち越さない方が良いでしょう。指しゃぶりによる歯並びへの影響は、咀嚼や発音、話し方、口呼吸など多岐に渡ります。

指しゃぶりが歯並びに与える影響
前歯が嚙み合わなくなる(開咬)

前歯が嚙み合わなくなる(開咬)

奥歯は噛み合っているのに、上下の前歯が嚙み合わず、隙間ができてしまう状態を「開咬(かいこう)」と言います。先天的な要因が関係している場合もあります。
前歯が噛み合わないため、奥歯でばかり噛むようになるほか、口呼吸になりやすい、サ行やラ行を発音しにくいといった悪影響があります。

出っ歯(上顎前突)になってしまう

出っ歯(上顎前突)になってしまう

指しゃぶりの影響で、「出っ歯(上顎前突)」になってしまうケースもあります。出っ歯とは、上の前歯や上顎が前に突き出ている状態を言いますが、「食べ物を噛みにくくなる」「口が開いたままになりやすく、口の中が渇きやすい」などの悪影響が懸念されます。

上下の歯の中心がずれてしまう(交叉咬合)

上下の歯の中心がずれてしまう(交叉咬合)

上の歯と下の歯の中心がずれている、上下の噛み合わせがずれている状態を、「交叉咬合(こうさこうごう)」と言います。
顎の骨の成長を妨げる原因になる他、顔のゆがみなどの原因となるため、適切な治療が必要でしょう。

指しゃぶりへの対応を考える時期

指しゃぶりへの対応を考える時期(卒業を考える時期)は、一般的に4歳~5歳くらいが年齢的な目安とされていますが、お子様の成長に合わせて取り組むことも大切でしょう。

早く取り組めば良いというものではありません

早く取り組めば良いというものではありません

3歳くらいまでは無理にやめさせる必要はないと考えられています。この頃になると(幼稚園や保育園に入園する時期)、遊びなどに夢中になって過ごしているうちに、指しゃぶりを自然としなくなるお子様も多くいます。他のお友達が指しゃぶりをしていないことで、影響を受ける場合もあります。

しかし、4歳以下であっても、指にタコができるほど頻繁に指しゃぶりを行っているなど、習慣化する可能性がある場合には、専門家に相談すると安心でしょう。

指しゃぶりを卒業するために家族ができるサポート

指しゃぶりには、不安や緊張を解消する効果があることから、メンタル面も考慮する必要があります。そのため、無理やりやめさせるということは避けたいところです。次に紹介するような、保護者様のサポートも大切でしょう。

  • 一緒に外で遊んだり、運動したりする
  • 眠りにつくまで、手を握ってあげたり、本を読んであげたりする
  • 指しゃぶりをしていない時には、褒めてあげる
  • 一緒に外で遊んだり、運動したりする
  • 眠りにつくまで、手を握ってあげらり、本を読んであげたりする
  • 指しゃぶりをしていないときには、褒めてあげる

どうしても、指しゃぶりが減らない場合には、歯科医など専門家に相談することをお勧めします。
当院では、お子様が通院しやすい環境を整えています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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まずは矯正歯科相談にお越しください。
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患者様の気持ちを大切にした治療を徹底しております。無料相談会を実施している場合もございますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

マウスピース型カスタムメイド矯正装置について

  • 当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名:インビザライン®、以下省略)は、日本国の薬機法上の医療機器および歯科技工士法上の矯正装置、日本国歯科技工士法上の矯正装置に該当しません。薬機法の対象外であるため、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。
  • 当院で使用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置以外に、日本で承認を得ている医療機器・矯正装置は存在します。
  • 当院で使用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置は、担当歯科医師の全責任において使用されるものです。
  • 当院が治療に用いるマウスピース型カスタムメイド矯正装置 インビザライン®はアライン・テクノロジー・ジャパン株式会社から入手しています。
  • マウスピース型矯正装置インビザライン®は1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を受けており、世界100ヶ国以上の国で800万人を超える患者様に提供されている治療方法で、現在までに重篤な副作用の報告はありません。(2020年10月時点)

通常費用(装置費用)

インビザライン矯正363,000円~1,056,000円(税込)

  • ※初回相談費用・精密検査・診断費用・調整費用その他を含みません。
  • ※矯正治療は自由診療(保険外診療)です。

治療内容

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)による矯正治療は、マウスピース型カスタムメイド矯正装置を1日20時間以上(目安)装着して歯を移動させる治療法です。1週間~2週間毎に新しい装置に交換します。

リスク・副作用

  • 正しい装着方法で1日20時間以上使用しない場合は治療期間が延長する可能性があります。
  • 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  • お口の中の状態によっては、治療計画通りの結果が得られない場合もあります。
  • 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
  • 治療途中でワイヤー治療への変更が必要な場合があります。
  • お口の状態によっては、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)に加え、補助矯正器具が必要になる場合があります。
  • 薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。